日本語話者が思いつきそうな名前、思いつかなさそうな名前
あと今回の「名前」は実在というよりはフィクション上の名前について話してます。
なんでこういうことを考えるかというと、陳舜臣先生の歴史創作にかなり影響を受けているのですした。
高校生の頃に三國無双経由で三国志にハマり、そのあと曹操や諸葛孔明、秘本三国志といった陳舜臣先生の三国志作品にハマっていきました。そして先生以外の(日本の)三国志作品も色々と触れ、そこで思ったのは先生のオリジナル女性キャラクター名の発想がすごい!ということでした。
三國無双とかだと月英や孫尚香という名前が出てきますが、史書だと女性の本名までは記録に残っていないことがほとんどで後生の創作だったりするのですよね。それ以外にも三国志に限らず歴史創作だとオリジナルの女性キャラクター名がでてくることが多いのですが、一番びっくりしたのは「諸葛孔明」に出てくる黄夫人(孔明の妻)の名前「綬」ですかね。元々は寿という名前だったけど時の皇后と名前がかぶってしまうのでそれを避けるために同音の綬にしたという経緯まで書かれていて、そんな名前の付け方があるのか、と感銘を受けたのを覚えています。
あとは秘本の中だと五斗米道の張魯の母の少容(「容(すがたかたち)が少(わかい)」という記述があったからそこからとったって書かれてたと思う)とか、甄氏の洛(これはあとで考えると洛神賦でかなりわかりやすいネーミングだった気も)とか、中国史創作キャラクター名として自分の中からは絶対出てこない発想だと本当に憧れたものでした。いつか私もこんな名前を考えられるようになりたい……でも絶対に無理!と思ったのでした。
なんか中国の女性名っぽい名前って、私の発想だと王偏の漢字をつけたり、花に関連する漢字をつけたりになっちゃいそうだと思うのですが、そういうんじゃないネーミングセンスっていいなという高校生心。余談ですが陰麗華(光武帝の妻)ってそれでいうとすごい日本語話者が考えた中国女性名っぽくないですか?これは史実なのですごい(?)
ここまで前置きなんですが、なので中華BLを読む時もついこの名前は自分に発想できるかという目で見てしまうという話がしたかったのでした。
思いつきそうな名前の第一はもうずっと不動の一位がいます。
・林辰(犯罪心理)
・謝白(陰客)
これです!(ふたつある)日本の人にとっての中国っぽさの強さ&思いつきやすい漢字、このコンボが最強な名前だと思っています。
次点は林秋石(死亡万花筒)、江停(破雲)とかかな~。日本語圏でもよく使われていてピンインカタカナ読みをしたときも音読みをした時も中国語っぽさ(ニュアンス)が出ている気がする……というのがポイントでしょうか。
逆に絶対思いつかなさそうな名前も不動の一位がいて、
・刑従連(犯罪心理)
犯心の話がしたいだけじゃないですか???いやでも考えてみてください、刑事のキャラの姓を刑にしますか??勇気がありすぎる!!刑も従も連も日本語圏でよく使われる漢字だけど、組み合わせて名前にする発想もけっこう難しくないですか?
・厳峫(破雲)
・呉雩(呑海)
このへんはどっちかというと漢字がムズ過ぎて絶対出てこない!という系統の名前だと思います。漢検配当外(QuizKnockで覚えた言葉)
・駱聞舟(黙読)
これはそもそも駱っていう姓あるんだ!という驚きがあったやつですね。今のところ黙読以外で見たことない姓です。
番外で思いつきそうであり思いつかなさそうな名前であり迷うのが、これです。
・厳争鳴(六爻)
厳はともかく、争鳴って百家争鳴は日本語圏でもよく知られている熟語でありつつ、それをキャラクター名にしようという発想ができるか?と考えると悩むところです。
PR
