原作「黙読」とドラマ「光・淵」の登場人物名変更
どちらかといえば雑談です。
光・淵が最初に配信されたのは2023年2月で、配信直前に光・淵というタイトルで配信されるぞ!という噂が回ってきて即配信されたので、本当にそういうことあるんだな~と思ったのでした。
2021年夏~秋にかけてのBL・耽改関連のあれこれで原作BLドラマの公開はほぼ絶望的なのでは?と思っていたのでかなり衝撃的な出来事だったのですよね。
そして配信自体もびっくりだったのですが、登場人物名総入れ替えになっているのもかなり衝撃でした。これまで原作のようにBLのまま制作できないのでBL部分がなくなっていたり、ストーリーもかなりアレンジが入っていたりというのはありましたが(鎮魂とか山河令とか)(陳情令はこの二つに比べるとわりとストーリー改変少なめの印象)、名前が全部変わっているというのはさすがに初めて見ました。
耽改はとにかく原作がBLであるということを極力伏せられていることが多いので作者名がクレジットに載ってなかったりということもありますが、しかしそんなもの少し検索すればわかるのでは!?ポーズが大事なんでしょうか?このあたりの機微は本当にわからないです。
なので名前が全部変更されてるのも何らかの検閲対策なのかなーと思いつつ、そんなことしたとて原作が黙読であることは一目瞭然なのでは?あと零度共感者というドラマオリジナル設定も、鎮魂の前世設定がSF設定に改変されていたので、SFにすると検閲に通りやすいとかあるのかな?と思ったり。このあたりは正解を知ることができないので推測に推測を重ねることしかできないのがモヤモヤしますね。
私は2021年秋以降は耽改作品の具体的にどこがダメというより、とにかく話題になってしまうことがNGなんだろうなーという印象を持っていて、光・淵もYOUKUで配信されるやいなやweibo等のホットワードに躍り出て8話で更新は止まり、しばらくして配信停止に……という流れでした。
この登場人物名の変更なんですが、原作の名前と音が大体同じになるように変えられてて、元々は変更なしで制作されていたのをあとから音だけ吹替直し(中国のドラマは基本的に吹き替えですよね)たのかな?と思ってました。そうすると映像の方は撮り直さなくてもいいし。ただメインキャラの陶然→陶沢は全然口の形違っちゃうので絶対撮り直し必須ですよね。だからそういうわけでもないのかなー、最初から全部別名で制作したのかなー。謎です。
しかしpriest作品で屈指の登場人物の多さを誇る黙読で登場人物名を総取り換えしちゃうのは大混乱になりません!?私も原作を読んでラジドラも聞いてある程度内容は把握できてるつもりでしたが、音とエピソードを頼りに原作のどの人物だったか思い出すのは(とくに事件ごとの端役だったりすると)かなり大変!
そして時期は2023年~2024年のどこかだったと思うのですが、とにかく光・淵が配信停止になったあとに致命遊戯(原作は死亡万花筒)が突如配信されて半日くらいで配信停止になったのでした。光・淵は配信停止といってもそれなりの期間は公開されてたし、少しずつ更新していく形だったのですが致命遊戯は一挙公開→即停止だったのですごいことがあるもんだなと思いました。私はこの当時まだ死亡万花筒を読んでなかったので気付かなかったのですが、致命遊戯も原作から名前が変更されてはいるものの、変更されてるのは主人公二人だけでした。なので、あ、二人だけでも変えておけばいいのか?いや結局停止になったしな……という……謎は深まるばかり……。致命遊戯の二人も原作と名前の発音的にはかなり近いので、こっちも吹替だけ修正すればいいよな(いやもちろん「だけ」と言えない労力だとは思うが)と思ったり。
とにかく耽改ドラマで登場人物名が変更になってるのは2022年以降に配信されたこの2作なので、何らかの制作側の都合があるんだろうな~と思いつつどういう都合かわからないし結局本国では配信されてないし……というモヤモヤの話でした。
まあ原作とドラマで名前が違うのは二次創作の住み分けができてよいのでは?という二次創作オタクの気持ちと、ドラマ→原作の順に入った人に名前が違って違和感的なことを言われるとドラマ制作側の都合だよ!原作が先!!という原作オタクの気持ちがあります。
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