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殺破狼を読んでいます(~56話)

そういえばドラマのタイトルは烽火流金になったんですね!
来月始まるという噂もあるけど(doubanあんまり信じてないが)なんかもう来月には読み終わりそうなのでいつでも来てくださいという感じです。

そんなわけで2巻まで読み終わったのでざっと感想を。
ネタバレあります。




2巻は4年後から始まって、長庚の成長と顧昀との関係で山場がいくつかある感じですね。
前半の南疆の山賊の話はわりと理解が難しかった……。南疆の役人、顧昀、山賊、太監、謎の人物とそれぞれに思惑があって裏をかいての心理戦?みたいな感じなので出来事が複雑なんですよね。でも最強軍人の顧昀のやり方にウワーーー!となったり、4年ですっかり達観して王族四殿下としての振る舞い方(型破りではあるんだけど)を身につけた長庚の強かさとかが見所だと思います。長庚が微笑んで「李旻」て一言名乗るところ、本当に好き過ぎる……。
朝廷の方もきな臭い感じで、隆安帝がすごく強固な中央集権というか権力を全て皇帝が支配できるようにしたいんだよね。そして往々にしてそれが面倒なことを引き起こすというのが歴史……。先帝→顧昀もかなり複雑で一筋縄ではいかない関係だけど、現皇帝も顧昀のことを信用してないわけじゃないんだけどやっぱり顧昀の立ち位置というのが特殊過ぎるんだと思います。魏王の件もあり、疑心暗鬼になるのもわかるけど
掌令法とか撃鼓令とか現場からは不満も多そうな感じですよね。あからさまに顧昀を牽制してる…というほどでもないけど……みたいな。長庚もそれをわかってて顧昀を案じてたんだろうなと思います。
2巻は徹底的に長庚の片思い期間で、烏爾骨のこともありそのうち気付かれるんじゃないかと思ってたのが思ってたより早く訪れて山場になるたびウワ!!!!となりながら読んでいました。でも顧昀も長庚もそれなりに大人というか性格が成熟しているというかなのでパニックになったり(ちょっとなってたけど)(烏爾骨が悪い)自暴自棄になったりひどい喧嘩になったりということもなく、わりと淡々と言葉のやりとりでお互いの思っていることを告げ、結局長庚の思慕が叶うことはないし、だからと言って顧昀が長庚を遠ざけたりすることもなく自分にとって大事な存在だと言って聞かせたりする、そういう切なさがあるんですよ……。
でも私は結局カップリングオタクなので正月の夜のあれとかその後の馬車の中でのやりとりとか温泉山荘でのあれとか、こ、こんなサービスシーンいいんですか!?!?!?となりながら読んでいました。そんなに激しい身体接触があるわけじゃないのに、描写が色っぽいんだよな~~~。私は長庚の視線や動作に秘められた衝動に気付いてしまう顧昀という描写がとても好きです。顧昀も心の中ではわりと慌ててるものの出てくる言葉が本当にもう!!コラーー!!!という感じですね。温泉の時によかれと思って先帝の話を持ち出してきたの本当に罪深いですよ。でもそのあとしっかり言い聞かせられて…長庚の強さ……強いけどでも切ないね……。
次巻へはどういう感じでつながるのかなーと思ったら怒涛の過去の陰謀が持ち出されて確かに顧昀の過去ってまだまだ開示されてない情報色々ありそうだもんな~となっているところです。あと長庚が何か覚悟したっぽいのでドキドキしています。






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