二哈の感想メモ ~120話
100話からは死んでしまった楚晩寧の魂を連れ戻すエピソードですね。
楚晩寧の葬儀のあとに現れたのが、楚晩寧の師尊にあたる怀罪大師。めちゃくちゃすごい人らしく、逆天改命という蘇生の術があることを墨燃たちに教えてくれます。また楚晩寧は昔怀罪大師に破門されて死生之巅に来てるんですが、楚晩寧がかつての師から破門された理由があまりに楚晩寧らしい理由なので泣けちゃう。
人には人魂・識魂・地魂という三種類の魂があって、識魂は死体の中にあるけど人魂と地魂はどこかを彷徨っている。人魂と地魂を取り戻すことができれば楚晩寧は生き返るかもしれないと聞いた墨燃たち弟子三人は魂を呼び戻そうとします。
この世にまだいる楚晩寧の人魂とそれを探す墨燃との邂逅が……もう……!天裂~楚晩寧の死で彼がどれだけ自分のことを想ってくれていたのかを思い知る墨燃ですが、人魂のエピソードは本当にそれの追い討ち!!この世を彷徨っている人魂はこの世で未練を残している場所に現れるとかそんなんだったかな?とにかく楚晩寧の魂が何をしていたかと思うと墨燃のためにワンタンを作ってあげてたんですよ……本当にこの人は……。序盤の方で墨燃が師昧の作ってくれた辛いワンタンを俺は師昧の作ってくれるこれが一番好きだ!!って言ってたのを覚えてたんですが、あれを作っていたのは実は……嘘でしょ……!?ここで打ちのめされる墨燃の様子が本当に憐れで。死んだあとにすれ違いが明らかになるのは悲しいけど、でもちゃんと墨燃が知ることができてよかったねとも思ったり。
無事に人魂を取り戻した墨燃は、危険を承知で地魂も取り戻すべく地界へ一人赴きます。
地界で楚晩寧を探し回る中で似顔絵を描いてもらったり色んな人に聞いて回ったりするんですが、似顔絵のとこで墨燃は師尊のことめちゃくちゃ綺麗な人だと思ってるんじゃん……笑となったり、容姿の説明はおぼつかないのに左耳に痣があることはちゃんと覚えてたり(なぜなら踏仙君時代に敏感なそこを……)、楚晩寧のことを自分に一番よくしてくれた人だと言い切っていたり、この辺になると墨燃はもう躊躇いなく楚晩寧のことが好きなんだなー!という感慨があります。
ところで地界編で楚洵という楚晩寧に雰囲気がよく似た人物が出てくるんですが、この人のいきさつももうちょっとちゃんと理解しながら読めばよかったな~と思いました。過去の出来事の話が出てくるとちょっと理解が難しくなるんだよね。
そして地界でなんかちょっとエッチな場所に囚われている楚晩寧!地界の偉い人である閻魔王的な人が好色で地界に来る魂を自分の屋敷に集めて気に入った人間に手を出しており、師尊の貞操のピンチ!急げ墨燃!ここで昔贔屓にしていた男娼の容九に再会するんですが、私は何となくここでの容九と楚晩寧の会話を覚えておりのちのちなるほど~となったりしました。まあすごく重要というほどではないかな?とも思いますが。容九は楚晩寧を挑発してくるので楚晩寧のわかりやすい嫉妬なども見られておいしいです。
あと楚晩寧、赤い喜服着せられてたの!?冥婚の服って言ってるから普通のウェディングドレスとはちょっと違うんですかね?淫猥な場所に閉じ込められてたわりにあっさり脱出か~と思っていたのでそうこなくちゃ!となってしまいました。地界編はクライマックスの楚晩寧と墨燃の脱出劇が本当に熱くて好きなんですよね。序盤の陳家の事件とか武器入手エピの伏線も効いておりしかもロマンチックなの!
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