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从万米高空降临の感想文

初めて長佩の作品を読みました!ずっと晋江でばっかり読んでたのでなんか新鮮ですね。
从万米~は漫播でラジドラを見かけて人気っぽいなーと思っていたところ、Haitangの英語版とかとにかく様々なイラストがかなり好みでいつか絶対読みたいなと思ったのでした。
あんまり長くないけどガッツリ恋愛描写がメインでお仕事描写も丁寧で、成熟した大人の恋愛という感じでロマンチックでよかったです。

ちなみにしっかり性描写のある章はAO3に置いてくれてるので助かります。(AO3のページは41章に書いてありました)

続きで感想色々。





機長の陳嘉予×航空管制官の方皓が主人公カップルで、三年前の航空機事故でヒーローと呼ばれるようになった陳嘉予と、正確無比な仕事をする方皓がとあるトラブルがきっかけで知り合うようになり、一緒に仕事をしたり時には衝突するなかで惹かれ合う……というのが大まかなあらすじです。
巻末に参考文献一覧があるくらいお仕事描写がかなり丁寧で、それがすごく心地いいというか、等身大の人間の悩みと生活と恋愛……!という感じがめちゃくちゃよかったです。陳嘉予のフライトシフトの話とか、シフトの調整って確かに大変だよな~と思いながら読んでたんですが、後半二人が付き合い始めてからは陳嘉予のシフトの入れ方で方皓のことを情熱的に愛してるのがわかる、みたいになってたり、方皓が今の空港を職場に選んだ理由とか、それぞれの職掌と人間関係とか、緻密なエピソードの上にキャラクターが浮かび上がるというか。二人のバックグラウンドはそれぞれ、死傷者を出さずに着陸したヒーロー呼ばれているけど今でも苦悩から逃れられていない陳嘉予と、昔の恋人に浮気をされて別れたことに深く傷ついている方皓というそういう二人の人生が一万メートルの上空で運命的に交わった奇跡なんですよ……!ロマンチック!あと陳嘉予は家族の病と介護という話も加わってきて、カップルになってからの愛情表現としては陳嘉予→→→方皓みたいな感じに見えつつ、方皓の存在が陳嘉予のことをものすごく救ってるんだよな~とわかる構図もよかったです。比較的序盤のまだ恋愛未満の関係の時に、あんまり他人に内面を開示しない陳嘉予が急降下事件のことを少し話した時に方皓に抱擁されるところのエピソードが印象的で好きでした。
あと方皓はゲイ、陳嘉予はバイセクシャルであることを親しい人にオープンにしており、過去に交際相手が何人かいる状態で恋愛が始まるのもよかったです。別に他人がどういうフィクションに萌えてても何も言うことはないのですが、BLは男同士であることに苦悩するのが醍醐味!みたいなことをぺろっと無邪気に言われてるのを見るといや別にそんなことは……と思うので、同性であることを別に障壁にしなくても熱くてロマンチックな作品があるんだよ!!ということを言いたいです。そして私は性的なことに積極的な受に喜んでしまうので、方皓は最高~!!でした。自分のセックスのテクニックは及第点、強いて言えば70~80点だと思ってるけどオーラルセックスは90点をあげられるって自己評価してるのがめちゃくちゃエッチで熱いですよね。「ベッドの上で気持ちよくなりたいならメンツを立てようとしてはいけない。これは方皓が二十歳で出した結論である」←この一文も好き過ぎる。性描写もただのお楽しみ要素に留まらず、急降下事件から丸三年、当時の英雄としてではなく、陳嘉予がただ好きな相手と普通の愛を交わしている……という情景にジーンとしたり。そういえばとくに互攻とは書いてなかったんですが、一回だけ方皓が陳嘉予に挿入するエピソードがあります。でも色々あって激情の結果挿入したいになったので二人の在り方としてリバという感じともちょっと違うかも……?エピソード自体は胸が痛いけど、ガチガチにカプ表記を強調してる作品が多かったので、こういう描写ありなんだ!というのは新鮮で嬉しかったかも。
最後に個人的に好きなエピソードは急降下事件の時に一緒に飛んでたパイロットとしては大先輩の常浜機長の話ですね。こんなベテランの機長でも事件のトラウマで飛行機に乗れなくなってしまうんだな……というショックと、終盤で第二の人生をアメリカで歩んでいる常浜に会いに行くところは陳嘉予の回復プロセスとしても、もちろん常浜本人にとってもすごくよかったなと思いました。常浜という登場人物がいることで物語の深みが一段増す感じがします。




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