師父、給你小心心!を読み終わった(〜94話)
ついに読み終わりましたー!!!楽しかった!!!
番外編含む最後までの感想です。
なんか…読み終えてなんの話からしていいかわからないんですけどサブカプの話からしていいですか?
サブカプがあるという話はちらっと耳にしてて、宋夫人の過去の話になった時に蘇渓亭師兄のことかーー!!となりました。蘇渓亭、おしゃべりでちょっと軽薄で謝吟の良い師父で、思榭と謝淮君のことを聞いてもしょうがないと受け止めてくれるいい人でいると安心感があったんですが、そんな結末って……。
祟愔もわりとお兄ちゃんポジションというか、白畳錦の親友で沈思榭のことを気にかけてくれてて(しかしそれに嫉妬する謝淮君!)、陰ながら蘇渓亭のことを案じてくれてて。この二人うまくまとまるかな?と思ったら……。ちゃんとお互い好きだって言い合えてその場面はほんと嬉しかったんですけどできればそれまでの別離を埋めるような時間があればよかったのになあと思ってしまいます。
普段はおしゃべりな蘇渓亭師兄が祟愔のことになるとどうしたらいいのかわからなかったり胸を痛めたり、入魔して魔尊になってしまうのわりとショックだったんですが祟愔の遺志を抱いて生きていくんだろうなあみたいなところを見せられると好きにならざるを得ない……。
蘇渓亭師兄の話をしたら次は程知桃師姐の話をしたくなっちゃったな。
師門大会のあとで程知桃がやったことはやっぱりすごく残酷なことだったと思うんですが、自分の命と引き換えに謝淮君を助けるという形での償いになるとは……。沈訣が凝輝宗に来て師兄師姐たちが謝淮君に呆れつつもみんなでわいわいしていた頃が遠い昔のようで寂しくなります。
物語上目立って活躍する感じではないし最強!みたいな強さという感じではないけど林掌門は結局凝輝宗の子弟たちのことを一番よく見ているから掌門なのだという話もよかったなーと思います。渣反の蒼穹山の面々みたいになんだかんだ読むうちに周囲の人々も好きになってくるのでその分のつらさもあったりして。
さてさて主役カップルの謝淮君と沈思榭(謝淮君が思榭って呼ぶから思榭表記にするね)。
なり代わり結婚式の一件でコラ!謝淮君!となりましたが、思榭が狐の姿に戻って世話を焼かれてるところは昔を思い出してアア〜〜となりました。思榭に迫って散々色々やったりなり代わりとはいえ結婚式をしたりしたものの、狐の姿で側にいる時が一番心を許されてる気がすると感じる謝淮君に、記憶がなくても小狐だった沈訣と過ごした日々は大事だったんだろうなあと思いました。
記憶を取り戻した直後と思榭の心魔で死にかけてる時の二回謝淮君からの告白シーンがあるんですがどっちもよかったです!
記憶を取り戻した直後のは、謝淮君の死の悪夢にうなされる思榭が「師父、私が間違っていました…」ていうのに、「そうだお前は間違っている。私はまだ生きている」からの「師父、あなたが好きです。あなたは私のことが好きですか?」「お前が好きだ。大好きだ。ただお前だけが好きだ」 ストレートだけどこの二人がやっと想いを確かめ合えたんだなあと感無量です。
そのあと心魔爆発と同心呪で死にかけてる時、これがまた謝淮君らしい言い回しでめちゃくちゃ好きなんですよね。「私はお前の師父だが、同時にお前のことがとても好きだ。私は嫉妬深いから私が死ぬのを待って誰か他の良い人と一緒になるんだぞ。そして謝家の先祖の墓に家族として一緒に入ろう」 ……謝淮君わりと挑発的な物言いをするというか(まあそれがまた似合っててずるいのですが)、でもそれが自分が死にかけてる時にそういうこと言う!?!?ってますます謝淮君のことが好きになってしまうよ。
ラスト〜番外編は程知桃師姐のおかげで一命をとりとめた謝淮君が一年後に目を覚ましてからの話なんですが、このカップル…というか謝淮君は記憶を取り戻してからも思榭への迫り方が全力なままだったので嬉しくなりつつ、思榭がんばれ〜〜となりました。あとなんか突然小狐を引き取っており、それから謝淮君も幼児化したり、いやかわいいけど唐突!
回復してからの謝淮君と沈思榭カップルは尺は短いけど色々サービスエピソードが多くて大変でした。
・小狐を見ての謝淮君「思榭、いつの間に私のために小狐を産んでくれたんだ?」
・思榭の心を独り占めしたくてお風呂で誘惑する(ってことだよね?)幼児化謝淮君
・普段の謝淮君なら赤面するとこだけどちっちゃい謝淮君だと普通にかわいい〜てなる思榭
・思榭、好きな人の死体を見守って過ごす日々はまあトラウマになりますよね……(思い浮かぶ数々の顔)
・思榭と本懐を遂げるために小狐を寝床から追い出す謝淮君の本気度
・でもついに謝淮君と結ばれたおかげで(ていう描写ですよね?遠回しだけど翌日午後まで寝てて腰をさすりながら起きてくる謝淮君…)悪夢を見なくなった思榭
・なんて?裏山、森、温泉、二人が試さなかった場所はなかったって??
・ほぼ屋外なのですが?
・謝家の家族となって無事に謝淮君と結婚できた思榭
・引き取った小狐の阿珏の名前も正式に謝珏となり、謝家の家系図には謝淮君の夫人として記される思榭……笑
・さすが謝淮君、有言実行の男
とまあこの二人に関してはラブラブハッピーそうでなによりです。記憶喪失の頃から引き続きイニシアティブは謝淮君の方にありそうと思ってて、屋外とか色んなところでやろうって言い出すのは謝淮君の方だと思ってるんですがどうですか?淮君!?ってなりながらも思榭はそのあとちゃんと反撃してほしいですね。がんばれがんばれ
ていうかこの二人、一途な弟子かつ人外妻×積極的な人間師父って書くと絶対好きな人いっぱいいると思う……。
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