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なぜ中華BLを読むのか

日本発の作品で中国古風っぽいBLを中華風BLといって宣伝したり、ゲームのキャラが中華BLっぽいと言われたり、中華BLという単語が人口に膾炙しつつあるんだな~と思ったりしています。
自分がよく読んでるのは古風以外が多いので(人気作から読んでいこうとするとどうしてもそうなる)(晋江文学城BL(纯爱)作品ブクマ数上位50作品)、どうせ黒髪長髪ひらひらの古風しか中華BLとして認識されないんだ……とやや拗ねが発生する一方、とくに中国古風にこだわりがあるわけではない自分はなんで毎日毎日中華BLを読んでいるんだ?ということを考えました。
自分は陳情令→魔道祖師→渣反というお決まりのパターンではまり(魔道祖師の原作を買った頃の思い出)、仙侠もので弟子×師ということで二哈、小心心と読み、MXTX作品は読んでおきたかったので天官を読み、その頃からちょこちょこ他の有名作品の名前も耳にするようになって、息子×義父なんて絶対好きだから絶対に殺破狼を読もう!と決めて殺破狼を読み始めたところが転機だったなあと思います。ここまでは仙侠とか天官みたいなファンタジーばかり読んでいたため、病気やケガや寿命や戦争で普通に死んでしまう人間たちの話が新鮮だったというか、それでなくても殺破狼はスーパー面白いのですが、とにかくここでpriest作品を読もう!となったのでした。
ご存知の通りpriest先生は多作で、ドラマがきそうだから天涯客を読んで、あとタイトルがかっこいいし有名っぽいからと読んだ黙読と残次品があまりに名作過ぎて、もうこれはpriest作品の有名どころを制覇するしかないと思いました。これに関しては2024年7月現在、連載中の純白悪魔を含めて15作品読んでるのでまあまあいい線いってるのではないかと思うのですが、それでもまだ半分にも満たないのと太岁(これはカプなし作品)を読めてないので……長さに尻込みしてるだけなので太岁はほんと絶対読みます……。
で、何が転機だったのかというと、黙読という現代ものがめちゃくちゃ面白かったのが一つと、あと作家買いをするようになったのが一つですね。仙侠とか武侠とか歴史ものとか日本から見て中国っぽいという作風に惹かれるのかと思ったら普通に現代ものでもめちゃくちゃ面白いんじゃん!ということに気付き、黙読→刑偵もの→犯罪心理、破雲、呑海、あるいは残次品→SF→小蘑菇、みたいにジャンル繋がりで読んでいくようになったり、小蘑菇が面白かったから一十四洲作品、过门が面白かったから有名な学園ものの某某を読んで木苏里作品、みたいな感じで知ってる作家先生が増えたり、そして海外ファンのファンアートを見たりで気になる作品が増えたりで、芋づる式に気になる作品が無限に増えていって現在に至るというわけです。
なので思い返してみると中国の作品だから読んでいるというよりは、気付けばどんどん気になる作品が増えてそれらを読んでいくとさらに気になる作品が増えて……ということの繰り返しのような気がします。あとは文化的に知らないことが多かったのが、色んな作品を読んでいくうちにこれは前に〇〇で読んだやつ(あるいは〇〇を読んだ時に調べたやつ)だ!みたいな嬉しさがあって楽しい、みたいなのもありますね。FOGやAWMを読んで迪奥先生のArt魔王のことを思い出しワロております。それから中国語の勉強のモチベーションになる……と言いたいところですが、なんか結局機械翻訳が早いな~と思って今でも全然頼ってます。ただ機械翻訳作業はPCでやってるので、PCのない出先で原文である程度読めるようになったのは便利だなとは思いました。けどやっぱり勉強のモチベーションはHSKとりたいっていう気持ちの方が強い気がする笑!
そんなわけで、ある程度読んだら満足するかと思いきや今でも読みたい作品が渋滞しており、読む順番の打線を考える日々です。今読んでるAMW読み終わったら死亡万花筒までは決めてるんですがそのあとどうしようかな~。营业悖论、可爱过敏原、FOG、伪装学渣あたりで迷っていて、あとは一級律師も地球上線も読みたいし、ほんとはもっと巫哲作品どんどん読むつもりだったし(1章の文字数が多くて桃花源を連載追いかけるだけで余力が尽きた)、読みたいリストが増え続ける……!




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