「洛冰河の料理」
繁体字版を読んでる方はご存知かと思いますが、中文の中に突然でてくる日本語「洛冰河の料理」。初めて見た時はまだ中文小説全然読んでなかった頃なのでなんで日本語が笑!!???となったものですが、中国で日本語ひらがなの「の」の認識率(?)がすごいという話を李姉妹チャンネルで見て、あと実際他の中華BLとか読んでるとちょこちょこ出てくるんですよね。
例)
・蘑菇の奇妙探险(小蘑菇33章)
・剣修の屈服。(C語言修仙57章)
・帝国の冷酷元帅(迪奥先生16章)
・魔术の手掌(破云158章)
・各自の心结(邻家弟弟太难管啦(お隣さんちの弟くんは可愛かったのに)の広告)
・梦の契约(漫播の課金アイテム)
商品とか店名に「の」が使われることはこのへんの記事で紹介されてますね。
「の」が付くと高級品?中国で流行 発端はあの飲み物
日本人「中国の商品にひらがなの『の』がよく使われるのはなぜ」、中国人「俺たちも疑問に思ってた」
中国から消えゆく、ひらがな「の」に捧げるバラード
中国に日本の「の」が浸透した
ただこのあたりの記事で説明されてるのは食べ物とか商品系の話がメインで、例に出したような小説とかで出てくる「の」は一体何なのか?ということなんですが(洛冰河の料理は食べ物の話といえなくもない)、日本のコンテンツっぽさ、すなわち日本のアニメ・漫画っぽさみたいなニュアンスがあるのかな?と思いました。「蘑菇の奇妙探险」とかは「っぽさ」も何もジョジョじゃん!て感じですが。
「洛冰河の料理」に戻ると連載版8話で訳は「洛氷河ごはん」になっていて、なるほど~となったのでした。もう完全に勝手な私の想像なんですが「衛宮さんちの今日のごはん(えみやごはん)」みたいなほのぼのほっこりお料理漫画/アニメみたいな?(狂傲仙魔途⇔洛氷河ごはん、fate/stay night⇔えみやごはん 的な……)
日本語版で「洛冰河の料理」を「洛冰河の料理」と書いてしまうと原作にある「の」のニュアンスが消えてしまうので難しそうだな~と思ってたとこの公式回答(?)が見られてすっきりしたという話でした。敢えて残すなら「洛冰河の料理」(注:原文でも「洛冰河の料理」と表記されている)みたいに注釈にするとかかなあ。こういうのがたぶん正解がないってやつですよね。
ちなみに渣反とかの注釈が本文中に書かれてる形式、私も読みにくいと思う気持ちはわかりつつ、ただ1話の「百頭の神獣(ここではアルパカのこと)」が面白過ぎたのでこれは絶対本文中に入れてほしいと思ったので、バランスと取捨選択って難しいですね。
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