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師父、給你小心心!を読んでいる(~55話)

今55話まで読んでいるので、そのあたりのネタバレ含む感想です。
弟子×師というカップリングで、弟子が半人半魔だったりとか渣反の設定とかぶるところがあるので、どうしても引き合いに出しがちになっててすいません。





渣反、二哈と読んできてどうも私は師匠受けBL(実はかならずしもBLでなくてもよいのだが…)(ロード・エルメロイⅡ世の事件簿とか…)が好きだな!?となったので、小心心を読み始めることにしました。
二哈本編の311話を読破したあとだったので、90話じゃん短い短い!となったのもあり。
小心心のいいところは展開がめちゃめちゃ早いところですね。
主役カップルがくっつくまで時間がかかる作品を立て続けに読んできたので、小心心は「えっなんかもう普通にキスしてますが……?」となり楽しい。ただ55話の時点でもまだまだ両想いになったとは言い難いので、恋愛がらみスキンシップシーンのサービスが豊富の意です。


主人公の謝淮君は現代人オタクの師尊や思春期真っ盛りの楚晩寧とはまた違ってわりと正統派な硬派系師匠というか、何事にも真面目で一途、それでいて適度に世間ずれしてるところがあって安心感があるな~と思って読み始めました。
師姐の沈舒窈(弟子である沈訣の母親)を一途に慕ってきたりとかそこそこ恋愛感情も理解しつつ、双修候補の女修リストを手渡されてもほどほどにいなしたり、それでいて成長後の沈訣の押せ押せなアプローチに苦悩する(苦悩はするけどアクセル全開で応えてくれたりもする)(師父……!)そんな師匠が逆に新鮮でときめきます。これまで読んできた作品の師尊たちが極端過ぎたのでは?と思わないでもない。
弟子の沈訣は子ぎつね時代がめーーーーちゃかわいいです。びっくりするとすぐ狐の姿になっちゃって、嫌なにおいがするとすぐ謝淮君の懐に潜り込む!!かわいい。懐の狐をもふもふしている謝淮君もかわいい。
作者コメントにもあったように実は私もどのへんで沈訣がそんなに謝淮君のこと好きになったのかちょっとわからなかったんですけどわりと引き取られた頃から好きだったっぽいですね。展開が早いって書きましたが、父親の白畳錦は魔尊と呼ばれる大妖怪みたいなもので謝淮君に殺されてるんですが、そのへんのいきさつもかなり序盤で沈訣の耳に入ってますよね?そのあたりで葛藤があったりするのかと思ったらわりとそれはそれとして師父が好きだ!となっているので話が早い。いや、今後また問題になってくるのかもしれないけど……。
私は小さかった少年がいつの間にか師匠の背を越すくらいでっかくなって好き好きアプローチをしてくるのが大好きなので、小心心はその点ど真ん中で好みでした。
有料部分の最初の話が沈訣を引き取って弟子にして七年後~という話になってるので、満足感がすごい。後ろから抱きつかれて「いくつになっても赤ちゃんのようだ」「師父、痛い」「もう十七歳だろう、痛いと言うな」「お前は私よりもう背が高いのだから」etc、etc、ありがとうございますありがとうございます。弟子は今ではご飯も作ってくれるようになったし、髪の手入れもしてくれるし、入浴の世話まで……。引き取った当初は一人で眠れなかったが~という記述を見てそうよねえと思って読んでたら、三年間は一緒に寝てたって書いてあった原文を三度見しました。師父、三年はわりと長いのでは……?13歳の子と一緒に寝てたんですか……?謝淮君わりと硬派な師匠って書いたけど弟子との距離はナチュラルに近いので毎回(???)となることうけあいです。
そうそう展開が早いな!って思ったのは35話の心魔が暴走しかけた時で、嫉妬から我を忘れた沈訣が師父を壁に押し付けて「師父…私と双修をしてくれませんか…?」「師父のことが好きです」そしてキス!早い!あと双修って仙界の男女関係のぼやかす表現でしか見たことなかったので、「私と双修をしてくれませんか?」という台詞を見た時は感動しました。主体的に双修という言葉を使う子に初めて会ったよ。その時は平手打ちをされた挙句に手刀で沈められたけど、(師父はいつか自分と双修してくれるかもしれない…!)と思い続ける沈訣のポジティブさが好きです。少し洛冰河に分けてあげな!
二回目のキスシーンもやっぱり沈訣の心魔が暴走しかけた結果なんですが、この時の謝淮君は心魔の暴走で爆発するといけないから…てキスを受け入れながらなだめるという術を身に着けており、師父、順応が早いです。爆発すると大変なことになるのを身を以て知ってるっていうのもあるんでしょうけど、沈訣の恋愛感情を戸惑いつつも受け入れ態勢ができるの早くないですか?師父、大丈夫ですか……?

弟子も暴走を反省しながらもわりとやりたい放題ですよね。師父が自分に気を許してくれてるのがわかると昏睡の術をかけて、こんなことをしてはいけない……!と思いながら、謝淮君が翌朝目を覚ますと全身、とくに胸が腫れていて(?????)(具体的に何があったかは書かれていない)
胸といえば謝淮君の胸に関する描写がやたら多い気がして、将来的な伏線か何かなのでしょうか……?あと入浴シーンも妙に多い師父……。
弟子の恋愛感情に対する順応が早い謝淮君、50話から今度はアクセルを踏み始めます。嫉妬によってまた心魔が暴走しかけている沈訣をなだめるために自分からでこチューをしてくれる師父!!!!二回も!!一回して今夜は一緒に寝ようって言って横になったあともう一回してくれる師父、なんなんですか????沈訣の嫉妬のスイッチを押してしまったらもうキスくらいされるのはしょうがないと思ってる師父、理解と順応が早すぎて心配になります。そりゃあ沈訣も浮かれるし浮かれて下半身も反応するよ。蹴り出さずに凍結術をかける師父、やさしいしそういうところが好き。そしてそして50話ラストの師門大会で一位になったら師父が自分からキスしてやろうって言い出す謝淮君。なんでそうなった!?そんなBLみたいな話ある!!??洛冰河なんて敬愛する師に無間深淵に突き落されましたが!?
(師姐にもこんなことは言ったことないのに、まさか師姐の息子に言うことになるとは…)とか思ってるけど謝淮君の思い切りが良すぎてついていけません。その後ちゃんと大会で一位になって、その夜のキスシーンめちゃくちゃ情熱的でよかったです。付き合ってないのにこんなに情熱的でいいのか????約束はしたけど実際に師父がキスしてくれなくても諦めようと沈訣は健気にも思ってるところからのすごいキスシーンなので余計に感慨深い。しかし翌朝の描写も意味深なんだけど例によって具体的な描写がなく……。
そんなわけで弟子の恋心を受け入れているのかどうか定かではないが普通にキスくらいはしてくれるようになってしまった美人の(言い忘れてたけど謝淮君は剣の腕もだけど美形として超有名人)師父というのが爆誕してしまい、どうしたらいいのか分からないので一旦自分の感情を落ち着かせるために感想文を書いた次第です。

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