九妹のこと
打飛機番外で沈清秋が本を逆さまに読んでるのを尚清華が指摘して怒らせたのって、みんなまだ主席弟子だった時代のエピソードですよね?てことはその沈清秋は沈九ですよね?(沈垣が沈清秋になったのは峰主になって洛冰河が入門してきたあとだから)
あのエピソードで確かに沈清秋はめちゃキレてるけど、あれってけっこうかわいいというか不憫というか。私最初に打飛機番外を読んだ時すごくぼんやりと読んだので、もう中身が沈垣になってからの話かなって思ってたんですよ。今読み返して、誤解から柳清歌を攻撃したと思われて柳清歌がキレて「せいせいした」みたいな顔をしてるけど沈九も誤解されたことにイライラしてるっていう場面だったことに気付きました。
ちょっと出典が見つからないのですが沈九のこと九妹って呼ぶのってMXTX先生がそう呼んでるからですよね。七哥に対して九妹なのかなーとも思うんですが、沈九のこと、こう、わりとかわいげのあるキャラクターとして書いてるのかな~と。
私がカプとして七九が好きなせいもあるかもしれませんが、蒼穹山に来てから岳清源の親切を突っぱねてるっていうのって心の底から恨んでるというよりある種甘えというか、大好きで頼りにしてた七哥が来てくれなかったことの裏返し……っていう感じかなと思ってるんですよ。岳清源番外を読むと、少なくとも嫌い抜いてるという描写ではないですよね。
沈九が洛冰河にやってきたことは私は間違いなく虐待だと思うし、あれは仕方のないことだったとは全然思わないんですけど、養母に愛されて育った洛冰河を妬んだりとか、ある種の幼さがあるキャラクターなのかな~と。
打飛機番外の同じ場面で尚清華が「もし誰かが走火入魔に陥るのを目撃しても慌てずに人を呼んでください。決して自分で何とかしようとしないように」ってアドバイスしてるじゃないですか。三人道中で沈清秋が(実際性格はあまり良くないのだろうけど)誤解されやすい人柄だということを知った尚清華のアドバイス……ということは元の狂傲仙魔途でも柳清歌は沈清秋に殺されたわけじゃなく(たぶん打飛機先生はそこまで詳細を考えてなかったんじゃないかと思ってる)、実際に沈清秋の誤解されやすさを目の当たりにしてしまって思うところがあった、というエピソードで合ってますか???
このことを考えるために岳清源番外の前半を読み返してたらモロにそういう話だった……。十五を助けるために秋剪羅の馬車をひっくり返したりとか(合ってる?)、仙盟大会で残忍な師の言いつけで他の有望な子弟を殺したり(合ってる?)、師が岳七を狙ったから自分で師を手に掛けたとか……。
そのへんを踏まえて九妹って呼ばれてるのつらいよ!!
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