priest作品の女性キャラの話
これまで色々と読んできてわりとP大女性キャラが2パターンに分けられるな~という印象で、①口が悪い年下の美少女(天涯客の顧湘、黙読の郎喬、残次品のトゥーラン(やや②っぽくもあるが)、大哥の小宝など)か②クールで強い美女(殺破狼の陳軽絮、残次品の林静姝、烈火の谷月汐、(七爺の静安公主もそうかな?)など)という感じで、もちろん個々に個性はあるしキャラそれぞれとても好きなんですがパターンありますよね??
あとは主人公を苛む毒のような母親か(殺破狼の胡格爾、烈火の皇后、大哥の魏謙母)。
なので女性主人公の有匪読んだらもっと色んなパターンのキャラが出てくるのかな~と思って読み始めたのでした。周翡は最初①かなーと思ったけど、従妹の李妍がまさしく①ですね。周翡は①と②のブレンドという感じだな~。
ちょっと新鮮だなと思ったのが周翡の母親で、キャラが立ってる母親たちはこれまでどれも主人公に害をなす感じの母親たちが多かったから(駱聞舟母はめちゃいい人だが脇キャラという感じだし)、性格はきついけど強くて主人公を厳しく(実は)優しく導く母親というのは珍しい~と思ったのでした。大当家夫妻、あんまり描写はされてないけどたぶんかなりラブラブですよね……?
それから呉楚楚みたいなおとなしい女の子がメインパーティにいるのも珍しい感じした!おとなしいって言っても芯の強さは随所に感じられて、あんまり書くとネタバレになるかもしれないけど6巻での成長のお話はすごく好きでした。
ところで女性キャラでいうと私は烈火がダントツで好きで、BLにあって活躍する女性キャラが多い上に中年女性も多く、何より平倩如ちゃん!女性キャラに限らずP大作品めちゃくちゃ強くて賢いキャラが大量に出てくるので、このある種「冴えない」平倩如ちゃんをずっと見守らせてくれた烈火が本当に好きなんですよね。オタクは全員陛下と平倩如ちゃんのツーショットが好き!
まだ有匪あと35章ほど残ってるので読み終わったらもう少し見方が変わるかもしれませんが、それでも有匪は主人公が女の子というだけでなく次々と印象的な女性キャラが出てきて楽しいです。霓裳夫人も寇丹もよかったけど段九娘のエピソードはやっぱり格別によかったですね。
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