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AWM[绝地求生]の感想文

元々ピッコマでFOGを読んでいてけっこう好きな感じだったので、同じ漫漫何其多先生で同じeスポーツものの人気があるっぽいAWMを読んでみることにしました。
v章なしで全部無料で読めるから読んでる人多くて人気あるのかな~とか思っててすいません、めちゃくちゃ面白かったです!カップリングの糖度も高くて始終ニヤニヤしてしまうし、ストーリーも熱い!
鎖章もいくつかあって、まああんまり良くないのでしょうが前の章のコメント欄にヒントがあるのでむにゃむにゃ……


続きで感想です。


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夺梦の感想文

非天夜翔先生の夺梦を読み終わりました!
最近わりと校园文が好きだなーと思っていたところに思いがけずかなりいい校园文だったのに加えてめちゃくちゃ好きなカップリングだったので読んでよかったです。
王道青春ファンタジーで、ラブシーンもいっぱいあって豪華!
続きで簡単にネタバレあり感想文です。




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男二人で「ホテルに行く」が書籍化で「関帝廟へ行く」に改変された中華BLを読んだ

【はじめに】
悪口から始めますが、一年くらい前に中華BLが検閲で男二人でホテルに行く描写が関帝廟で義兄弟の契りを交わすに改変されたというツイートがバズって、その反応で関帝廟に行く方がエロいとかそっちの方が面白そうみたいなことを散々言われたことにムカついておりました。
https://twitter.com/Kyouseki_Sasaki/status/1666735009527656448
とくに作家が検閲を茶化してバズり自作の宣伝するの本当にムカつく……!こちとら好きなウェブBL小説がいつ規制で読めなくなるかわからないせいで常にテキスト保存しながら読んでるんだぞ……!
とムカつき散らしている一方で、そんなことあるのかな?と疑問にも思いました。
もちろん紙の簡体字版書籍として出版されるにあたってウェブ版のBL描写がカットされることはよく知っているのですが、とくにラブシーンで多いのは丸ごとカットというやり方で、全然別のエピソードに差し替えられることってあんまり見たことがなかったんですよね。よく言えば丸ごとカットしてしまえばその余白で読者は想像を膨らませることが可能で、別エピソードに差し替えるとなかったことになってしまうのです。
とはいえ自分がウェブ版と簡体字書籍を読み比べたことがあるのも5作品くらいしかなかったため、自分が知らないだけかもと思い元ネタを調べることにしました。


【元ネタになった記事】
ツイート検索すると、こちらのツイートに辿り着きました。
前述のツイートと違って、こちらはちゃんと元になった中国の記事もリンク付きで紹介されており、おかげでどの作品のことかすぐにわかって助かりました。
https://twitter.com/ajing25/status/1390521210316869635
中国のウェブBL小説は、書籍化で描写が削除されるとか、映像化で「男男」の関係が「男女」に変わるとかの話は聞くが、ネット小説版では「男同士でホテルに行く」シーンが、書籍版で「関帝廟に行って義兄弟の契りを交わす」シーンに修正されるのは不自然すぎだろ。ホントかよ。https://mp.weixin.qq.com/s/zwALaPyQUMxnY1RFRvnN7g

男性同士の恋愛を扱ってるっぽい表紙の小説は北京の書店でも見掛けるようになったけど、書籍化で作者も出版社もいろいろ苦労してるんだなぁ。男が男に「彼氏が欲しいと思ったことない?」という告白を修正したり、もともと男性だったキャラの性別をぼかして実質的な性別逆転にしちゃったり。

この件、記事では「こんな改変されてしまった!」という嘆きを紹介してるのに、日本だと「関帝廟」が新たなミームになっちゃって、もう「文化が違う」としか言えない。記事中に該当ページが貼られているけど、2人で関羽像の前に血を垂らした酒を捧げ、線香に火を灯し、2度跪いていて、本格的っぽい。

こういうBL小説でも『魔道祖師』みたく台湾で無修正版を出版できるだろと思ってたら、記事によると最近は台湾でも検査が厳しくなったので、作者たちはマカオや香港、さらには北米の出版社に目を向けたとのこと。でもそういう本を大陸で流通させるのはグレーゾーンだと。レーティングの実施も難しい。

一連のツリーで紹介されている中国語の記事は、「当耽美小说占领实体书店(BL小説で実体書(紙書籍)書店を占拠する)」 というタイトルで、人気ウェブBL小説が実体書になるにあたっての改変について書かれています。
この記事で、例の関帝廟に改変されたのは「给校草当假男友的日子」という作品だとわかりました。
ちなみに同記事で紹介されている「撒野」はリプライツリーで言及されているところの「男が男に「彼氏が欲しいと思ったことない?」という告白を修正」がされている作品で、これは私も自分で確認したことがある改変でした。(さらに余談ですが「君と掴む光。」というタイトルで漫画の日本語版が配信されています。名作です。)


【「给校草当假男友的日子」について】

「给校草当假男友的日子(学園のアイドルの偽彼氏になった日)」は晋江文学城(以下jj)で連載されていた羲和清零先生の作品です。
https://www.jjwxc.net/onebook.php?novelid=2865551
中華BLといえば長い・骨太・地獄・古装みたいなイメージあるかもですが、これはあんまりつらいことや悲しいこともないライトな学園ものラブコメで、全74章27万字の短めの作品なので普段jjで100章とか200章とか読んでる人ならさらっと読めるんじゃないかと思います。
簡体字書籍タイトルは「与他的神秘约定(彼との神秘的な約束)」で、あらすじのとこで説明しますが、彼氏のふりをするにあたって約束事を決めるのでそれからとったタイトルかな~と思います。
つまりjj版(ウェブ版)の「给校草当假男友的日子」でホテルに行くエピソードが、簡体字版書籍「与他的神秘约定」として出版されるにあたって関帝廟で義兄弟の契りを交わすことになってる、というわけです。


【「给校草当假男友的日子」のあらすじ】
jjの文案を訳したのを引用します。(所々意訳で失礼)
15歳の時、凌可は自分がゲイであることに気付いた。同性のイケメンを好きになってしまったのだ!凌可は相手のSNSでネトストをし、プライベートにまで夢中になるガチ恋ファンのような行為をしていた。ただ残念なことに、凌可の好きなイケメンは彼女をとっかえひっかえするクソノンケだった。数年後、凌可は片思いのイケメンと同じ大学に合格し、親友になった。嫌われないように、凌可は自分の本能を抑えて、無理矢理24K純金のストレート男に偽装することにした。
一方、顔面偏差値の高い戚楓は社交の達人だが、万人のアイドル像を維持するために、ゲイであることを隠して(偽)彼女と交際し、女好きの浮気者を装ってきた。ある日、戚楓は自分の本当の愛に出会った。相手は清楚で物静かで冷たくて、まるで心の中で長い間夢想していた一筋の白月光のようだ。ただ一つ気になるのは、相手は純粋なストレートのようにも見えることだ……
要するに、ストレートのふりをする二人のゲイの恋物語。

見た目はクールだが脳内では妄想が爆発している優等生受 vs 見た目はアイドルだが乙女な心を秘めた双子の弟攻

jjの文案は連載を読んでいくと文案とちょっと違うじゃんみたいなことも多いのですが、给校草当假男友的日子に関しては概ねこの通りでした。
同じ大学のルームメイトになったあと、戚楓が女の子からのアプローチを遠ざけるためにという口実で凌可に彼氏のふりをしてくれないかと頼むところから恋愛に発展していくので、「给校草当假男友的日子(学園のアイドルの偽彼氏になった日)」というタイトルになってます。


【簡体字書籍での改変】
jj版を読んで思ったのが、(これBL要素抜くの無理じゃないか?)ということです。
中華BLには主人公たちの恋愛とは別のストーリーラインがしっかり用意されていて、一応恋愛要素抜いても成り立つようになってるような作品も多いのですが、当然主人公二人の恋愛がメインストーリーとなっている作品もあるわけで、「给校草当假男友的日子」は完全にそれなのです。
しかし簡体字版書籍「与他的神秘约定」を読んでわかったのは、偽彼氏の要素、そのまま残ってました!!「彼氏」はNGだけど「彼氏のふり」ならいいんだ!!???
あんまり検閲を面白がるのも良くないなと思いはするんですが、やっぱりどこまでならOKなのかのラインってどうしてもへーーー!!なってしまう……。
私が今まで読んだ中だと、同じ布団で寝るとか頬や額など顔へのキスといった描写が意外と残ってる反面、「男朋友(彼氏)」、「同性恋(同性愛)」といった台詞・表現はかなり丁寧に消されてる印象だったので、戚楓の女友達に凌可が自己紹介する「戚楓の彼氏です」が丸々残っていたのでかなりびっくりしてしまいました。
しかしやはり本心として恋愛感情を持っている描写はなくなっており、両思いになるシーンもそのやりとりは恋愛的な意味での告白とかなり違うものになっています。


【「ホテルに行く」と「関帝廟で義兄弟の契りを交わす」】
jj版では彼氏のふりをするうちに相手のことを好きになってしまったと告白し合うのですが、凌可は自分たちが(本心としては戚楓が)本当に同性が好きなのかどうか衝動的なものではないのか不安だと言うので、戚楓がそれなら期末試験が終わったら「試して」みようと提案し、凌可が同意したのでホテルに行ってセックスをするというエピソードです。
それが簡体字版書籍になると、jj版の告白とシチュエーションは同じで、お互い相手が特別な存在だと言い合い、戚楓は家族になろうと言ってくれるけど凌可はいつか自分の欠点に気付かれて嫌われたりするのが不安だというので、戚楓がそれなら関帝廟に行って結義金蘭(義兄弟の契りを交わす)をしようと提案し、実際に関帝廟に行くというエピソードになっています。
なので、ホテルが強引に関帝廟に差し替えられてるわけではなく、一応そこに至る流れはあるわけです。まあでもやっぱり唐突だな!と思いますよね。


【とはいえ関帝廟に行ったあとホテルにも行ってる】
これは実際に簡体字版書籍を読んで気付いたことですが、実は関帝廟で義兄弟の契りを交わしたあと、ちゃんと(?)ホテルにも行ってるんですよね。ただし性的なニュアンスは抜かれていますが。
(凌可は)戚楓に連れてこられた場所に着いて、呆気にとられた目で言った。
「本当にここに泊まるの?」
目の前にそびえるのは絢爛豪華な高層ホテルで、凌可は光り輝く看板を見て考えた。記憶が間違っていなければ、このホテルは……五つ星ホテルじゃないか?(220ページ)

jj版だと二人は四人部屋の寮生活なのでホテルに行くことにし、戚楓(お金持ち)がヒルトンを予約していてもっと手頃なホテルに行くつもりだった凌可がびっくりするというエピソードなのですが、簡体字版書籍では関帝廟に行ったあと、夜遅いから寮に戻らずにホテルに泊まろうということになります。そして戚楓が五つ星ホテルに泊まろうとするので凌可がびっくりする……という読む人が読めばjj版を踏襲していることがわかる感じの書き方になってると思います。あとjj版だとセックスをしたせいで凌可は熱が出たというエピソードがあるのですが、簡体字版書籍でも二人でホテルに泊まったあと凌可が熱を出していたので、このへんもわかる人はわかるんじゃないかなあと思いました。ただしホテルではルームサービスを頼んで夜中まで食べながら映画を見ていたという描写になっているので、一応性的なニュアンスは消されてはいます。


【余談① jj版の「ホテルに行く」の詳細】
これは余談ですが、jjでもホテルに行ってセックスをしたことは読めばわかるのですが、jjでは首から下の接触描写NGなので、具体的に何があったかは「...这里是纯洁的分割线_(:3」∠)_.....................梗概:两gay终于撕开了伪装的面具。(ここは純潔の分割線 あらすじ:二人のゲイはついに偽装の仮面を引き裂いた)」としか書かれていません。
ただ、この章を読んだらコメント欄見てみてください……!ヒントがあるので……!
わからん!でも知りたい!という人はこの章の購入証明をDMとかメールで送ってください……。


【余談② ラブホじゃないよ】
「関帝廟 ラブホ」とかでツイート検索してもらうとわかるんですが、伝言ゲームでラブホテルに行くのが関帝廟に改変されてると思ってる人が散見されますがラブホじゃなくてヒルトンに行ってます。
BL・男女カプ含め現代舞台の中文小説を20本くらい読みましたが、2作品でしかラブホを見かけたことがなく、1作品は反社会的勢力が違法な売春施設として使ってる場所として出てきて、もうひとつは主役カップルとか全然無関係のエピソードに出てきたので、ラブホってあんまり一般的な恋愛エピソードには出てこないんじゃないかなあと思ったりしました。余談。


【終わりに】
バズツイートへのムカつきが始まりではありましたが、「给校草当假男友的日子」自体は読んでみて個人的にかなり好みの作品だったので、この作品に出会えてよかったのと、あと実際に実体書を読んだので書籍版でもホテルには行ってるんじゃん!というのがわかってよかったです。
中国語の記事(の中で紹介されている嘆きの声)に対して別に誇張して言ってるとは思わなくて、ホテルに行ってセックスするが関帝廟に行くに置き換えられていること自体は事実だし、そもそも簡体字版書籍だとBL描写が丸々カットされることはやっぱり何とかなってほしいんですよね。
性描写や残酷表現(あと汚い罵り言葉とかもなくなってることが多い)がNGになるのはBLに限らないのですが、主人公たちの恋愛描写がなくなるだけにとどまらず、脇役の自分は同性愛者だというカミングアウトとかもしっかり消されていたりするので、例えお互いの歯形のタトゥーを鎖骨と内股に入れ合う描写が残っていたとしても、そういうところでざらっとした嫌な気持ちになってしまう……。
中華BLの規制、愛好者以外には(時に愛好者にとってさえ)まあまあおもしろ現象に感じられてしまうことはわかるのですが、BLが読みたくてBLを読んでる人と、BLが書きたくてBLを書いてる人がいることを時々思い出してもらえると嬉しいなと思いますね。


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仙道第一小白脸の感想文

小蘑菇、C語言修仙に続いて一十四洲先生の仙道第一小白脸を読み終わりました!
女装攻の仙侠ものという前情報しか知らなかったんですが、一十四洲先生らしいダイナミックな世界観にすご~~~!!となる作品でした。

以下ネタバレあり感想です。



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ラジドラ犯罪心理の感想

かなり大長編を1年かけて聞き終わったのですが感想まとめてなかったな~と思ったので今さらだけど書きます。
とはいえ原作の感想自体は前にも書いてるので(犯罪心理の感想文)、内容というよりはラジドラならではの話みたいなのをいくつかという感じです。


ちょっとだけ原作のネタバレあり。




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