忍者ブログ

一级律师[星际]の感想文

木苏里先生の作品を久々に読みました!
某某、全高、判官あたりの有名作を読んで、次何読もうかと考えた時にカップリングが好みそうだったので一律にしてみました。
長かったけど久々に木苏里作品の良さを浴びた~!となれました。

続きで感想です。




法学院院長の燕绥之は爆破事件に巻き込まれ、誰かに助けられたと思ったら世間的には死んだことになっており、身分や遺伝情報を変えられて別人として生きることに。事件の謎を解くために法律事務所に実習生として潜り込むと、指導担当になったのはかつての教え子・顾晏で……という法律ミステリ×SFというわりと異色の設定だと思います。
私が好きそうなカップリングというのはこの燕绥之院長が口から生まれてきたようなタイプで、他作者他作品と重ねるのもあんまりよくないかもと思いつつ、殺破狼の義父が好きな人は好きだと思う!そして顾晏も高冷堅物だけどわりと世話焼いてくれる年下なところもいいですね。
院長がその正体をバレないように警戒しながらも、実習生として事件を担当して担当被疑者の容疑を晴らしていくのが序盤のストーリーです。仕事は弁護士であって探偵ではないので、事件の真相を全て明らかにしなくてもよく、担当被疑者の無罪を示すことができればよいというのも新鮮だったり。そのあとで色々繋がって真相がわかったりするのですが。そして実習担当の顾晏は一見冷たそうに見えて、実習生(中身は百戦錬磨の院長だが)のピンチには颯爽と駆け付けてくれるのにキャー!となったり、いやしかし顾晏、実習生の正体に気付いてないか……?と読者が思い始める頃には二人の距離感も曖昧な感じになっていき……。木苏里作品の好きなところの一つに、主cpが両想いになる寸前の距離感を探り合ってる曖昧な雰囲気があるのですが、これまた存分に味わえます。「なぜ連絡を取らなくなったんですか?」「おかしなことを考えていたから」「どれくらいのおかしさ?」「聞きたくないでしょう」「私が聞きたくないとどうして君が決めるんですか?」←こういうやつ!私はその手前の桜桃荘園の空気感もとても好きでした。両想いになったあとはノンストップでいちゃいちゃしていてすごいです。院長はもちろんここぞとばかりに教え子をからかうのですが、顾晏が長年の片思いの分ガンガンアプローチしてくるのでニヤニヤが止まりません。顾晏は学生時代からずっと院長のことが好きだったのに対して院長はその気持ちに応えるという形なのですが、だんだんと顾晏に対してときめきを感じ始めて来るのもまた良い……。付き合ったあとの二人で好きなのは127章の雨が降る早朝、二人で起きずにずっとベッドにいるというシチュエーションで、とくに顾晏みたいな男がうだうだして全然起きないっていうのがめちゃくちゃもえます。院長の方が自分が顾晏のことが好きだと自覚させられていってるのもいいですよね。
個々の事件の背後にある真相は、疑わしい人物と意外な協力者が入り混じってスリリングな展開となり、あとちょっと虐だなーと思ったのが院長が遺伝子操作絡みで健康を害する上に治療のためにすごく苦しい思いをするところですよね。それを見守ることしかできない顾晏というのも胸が痛い。しかし死んだと思われていた最年少法学院院長が公の場に復帰する熱さとか、一級律師の称号獲得に挑む顾晏を今度は院長が恩師として自信を持って見守っていてくれるところとか、様々な人物のサポートとか、熱くて爽やかなクライマックスでした。
一級律師の作品ページには番外はないんですが、先生の小剧场合集にちょこちょこあるので、まだ全部読み切れてないので少しずつ読んで行こうと思います。






拍手[0回]

PR